Production
帝京大学長島研究室ゼミの部屋
長島研究室では、民事訴訟法を中心にしつつも、日常にある身近な法について、各自の問題意識のもとで課題を見つけて研究しています。また、民事訴訟の模擬裁判を行い、法的な問題とその背景にある事実の問題を浮かび上がらせる作業をします。
<趣味と法>
それぞれが趣味を持っていると思います。趣味がないとしても、これまでいろいろな体験をする中で、「これは法的にどうなんだろう?」と不思議に思うこともあると思います。長島研究室では、2017年度からゼミ所属のメンバーに「趣味と法」をテーマに報告をしてもらっています。ここでは、過去に学生の選んだテーマについて紹介します。
2025年度
陸上と法律と僕
水族館のショーの在り方について
精神科と虐待
競走馬名とパブリシティ権について
ハンドボールと法
アイドルの恋愛禁止について
種苗法改正と日本の農業ブランド保護に関する報告書
写真と法
バレーボールと人生
乗り物図鑑
古着転売と法
音楽と法
マクドナルドと法
プロテインと法
クレーンゲームと法
イラストと生成AI
2024年度
ボウリングと法律のつながり
野球観戦と法
バイクのすり抜けと法のつながりについて
海外旅行と法律
音楽と法律
YouTubeと法
二次創作と法
場内乱入と法
長島ゼミオカルト部
腰パンと法
ファッションと法
連帯保証人について
私が髪を伸ばした理由
歌ってみたと著作権問題
2023年度
漫画とアニメでの表現規制の違い
声に著作権はあるのか?
ゲーム実況と著作権
サッカーにおける悪質なプレーと法律
ファブルと法
白雪姫の王子様。実は違反者だった!?
映画と法
どうぶつの森と法律
ストリートレースの理想と現実
弓道とトラブルと法律
ラップの歌詞に証拠能力はあるのか?
表現の自由とポリコレ
転売について
2022年度
「自動運転レベルと法」
「競走馬の権利」
「愛護動物と法規制」
「バイクから広がる法律(・v<)」
「アニメの違法アップロードと法」
「プロ野球選手に対する誹謗中傷」
「江戸川コナンの犯罪の数々について」
「高額転売について」
「呪霊の対処法と法律の世界」
「ジョジョと法」
「日本の法律とK-POPアイドル」
「スキー事故は誰に損害賠償請求できるのか」
2021年度
水族館の活動とその法的根拠
ブイチューバーから学んだ赤十字マークに関する法律
ゲームにおける不正行為について
プロ野球と法
『白雪姫』と法律
「文春砲」の適法性
弓道と法律
SNSトラブルと法
高額転売とレート額出品
拷問と法
美術品と法
二次創作と法
鉄道と法~イカレタ撮り鉄を取り締まれ~
刑事ドラマにおける刑事の問題行為
2020年度
APTX4869
本当に安全?本当に万全?鉄道における自動運転と法
名探偵と法律
ゲーム実況動画と著作権
違法でも裁かれない法律 電波法
チケット転売と法
動物愛護法∼マイクロチップのメリット・デメリット∼
『塔の上のラプンツェル』と日本の法律
六つ子の食い逃げと法
寿司と法
二次創作と著作権法
あおり運転の問題
メタルギアソリッドで考えるクローン人間と法律
趣味から学んだ道路交通法
日常に潜む自転車運転の危険性
2019年度
「プロ野球のストライキ」2004年のプロ野球のストライキは、労働法においても重要な論点を出しているといえます。プロ野球ファンの見方と法学部生の見方は違いますね。
「『弾いてみた』動画の法的問題」
「音楽の違法ダウンロード」ネットでは「弾いてみた」とか「歌ってみた」というジャンルがありますが、これは著作権法上どうなのでしょうか。違法ダウンロードの問題もそうですが、「これはやっていい」「これはダメ」という一義的な判断は難しい場面があり、どのような基準が必要なのかを考える必要がありますね。
「ご注文はうさぎですか?の法的考察」長島もごちうさをよく授業で使いますが(!)、今回は、シャロちゃんはカフェインを摂取すると酔っぱらいますが、この状態で車に乗ることはできるのかという興味深い事例です。
「ネットにおける肖像権」ネットでよく出てくる「顔」(ここでは危険すぎて言えません(笑))がいくつかありますが、勝手に使ってもよいのかという話です。
「グラブルの『アンチラ』課金問題」
「チートやグリッジの問題」長島ゼミの人たち、課金するゲーマーの方々もいますね。「爆死した(涙)」なんて会話をよく聞きますが、課金は法的に規制できないのか、過去に問題となって事例をもとに検討しました。
「AKB49恋愛禁止条例の法的考察」「AKB49恋愛禁止条例」は主人公が女装して、アイドルグループに加入する話です。男装や女装も一つの文化になりつつありますが、男性が女子大学への入学を希望した事例もあり、タイムリーな話題です。
「痛車の法的問題」長島ゼミ、なんと痛車づくりの名人もいました。でも、痛車って法的に大丈夫なのか。目立つ存在ゆえの法的な問題を紹介してくれました。
「PSYCHO-PASSの法的考察」犯罪予測も可能になりつつある今日、特に刑事事件でこの作品は色々な法的な課題を考えさせられるものになっています。「PSYCHO-PASS」でしゃべれと言われたら、何時間でも話せそうですね。
「殺戮の天使の法的考察」意外な作品を持ち込んでくれました。主人公が治療した小鳥が殺されるシーンから、動物の保護について検討をしました。
「転売と法」声優ファンもたくさんいる長島ゼミ。一説では、大学よりもコンサート会場の方が集合率が高いとか…。チケット転売は許せません。法規制はどうなっているのかを検討しました。
「ディズニーランドと著作権」著作権といえばディズニー、ディズニーといえば著作権ですが、ディズニー好きは著作権をどう考えているのでしょうか。過去に小学校で書かれたミッキーの絵を消せと言われた事件をどう評価するのか、検討しました。
「アカウント売買」オンラインゲームでアカウントを売ってくれと言われたゼミ生。「これってどうなのよ?」と問題提起してくれました。
「NARUTOの落書き」NARUTOで歴代の里長の岩に落書きをした場面がありました。落書きはどのような問題があるのかを検討してくれました。
「テーマパークの迷惑行為」過去にテーマパークで迷惑行為をした学生が炎上していましたが、こうした行為でどのような法的な問題が発生するのかを報告してくれました。
2018年度
「友人の髪を切ることの是非」
「ガチャと法」
「漫画と法」
「本関連で起こった問題」
「筋トレと法」
「著作権とそのトラブルについて」
「バイトと法」
「鉄道と法」
「Pixivと法」
「ドラゴンクエストと法」
「サッカーのラフプレーの責任について」
「お酒と民法改正について」
「ソードアートオンライン」
「空手と法」
「アニメ、ゲームの表現規制」
2017年度
「ジョジョと法」
「現在のテニス界における問題」
「検証「ハイスコアガール」著作権騒動―食い違う両者の主張、何が起きたのか」
「自転車と道路交通法」
「タバコに関する法律問題」
「規制と法について」
「賭博と法について」
「TVゲームとマジコン」
「法律と砂金採り」
「道路交通法と自動車」
「コンサートにおける騒音問題について」
「二次著作物における原作者の権利」
「水曜どうでしょうの法律問題(自己紹介つき)」
※趣味と法は、毎年作成しているゼミ論集(非売品)に掲載しています。
<福島合宿(原告団の話と現地視察)・弁護団との意見交換会>
「民事訴訟はわがままなやつが訴訟をやっているんだ!」「裁判なんてどうせお金目当てでしょ?」…こんなイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。学生は実際の裁判のイメージがわかないのです。
そこで、実際の裁判の当事者の話を聞こうと、2015年に福島地裁郡山支部で提訴されている「ふるさとを返せ津島原発訴訟」の原告団・弁護団の協力のもと、2017年から9月に現地視察、それを踏まえて2月に弁護団との意見交換会を行っています。
※詳細は、長島光一「現在進行形の民事訴訟を題材とする法教育―『ふるさとを返せ津島訴訟』の当事者から学ぶ」法と教育9号17-28頁、「民事手続を題材とする法教育―『ふるさとを返せ津島訴訟』との交流から」帝京法学33巻1号1-103頁参照。
※2020年には、現地視察中に測定した津島地区各所の放射線量調査の結果を報告書にまとめ、弁護団を通して、裁判所に提出されました。
※2023年には、大学卒業生が現地視察に同行し、現場の様子を撮影し、映像を編集してくれました。(いずれ公開予定です。)
<模擬裁判>
◎昔話法廷―民事訴訟バージョン
NHKのEテレで不定期オンエアの「昔話法廷」ですが、これを民事訴訟でやったらどうなんだろういう視点から、昔話を裁判にアレンジして検討をしています。事例の選択や裁判をするための設定も学生中心に考えます。2018年には、「桃太郎」(鬼が財産を奪った桃太郎から取り戻せるか?)や「かぐや姫」(おじいさんおばあさんがかぐや姫を返してもらえるか?)、2019年には、「シンデレラ」(シンデレラは継母に損害賠償請求できるか?)や「かぐや姫」(貴族はかぐや姫と結婚の約束をしたことになるのか?)で模擬裁判を行いました。
◎最近のテーマから
民事訴訟も多種多様。その中でも、AIや情報について関心を持つ学生が多いことから、2018年には自動運転の問題で、2019年にはネットの動画拡散の問題、就活でのAIによる選抜の問題で模擬裁判を行いました。裁判を行う中で、法的な問題だけでなく、事実の重要性、立証に当たって必要な証拠の収集なども学ぶことができるとともに、相手方の主張に対しての対応力も身に着けることができているようです。
◎科学未来館での模擬裁判
長島ゼミでは、毎年いくつかの模擬裁判を行っています。昔話やアニメを題材にしたものから、自動運転などこれから実装されるであろう新しい技術をテーマにした模擬裁判も行ってきました。
長島の参加する研究グループ(対話知能学、サイバネティック・アバター)の活動の一環から、2023年からはお台場の科学未来館でも模擬裁判を行っています。2023年は「対話型ロボットによる発言による責任」、2024年は「寿命間近のアンドロイドによる事故の責任」、2025年は「メタバース空間におけるアバター使用と責任」、2026年は「アバターを利用した医療での精神的被害への責任」について議論しました。